令和3年度 大田・品川・目黒三支部合同研修会 開催報告

令和3年11月8日(月)午後2時20分より、大井町きゅりあん6階大会議室にて毎年恒例の大田・品川・目黒三支部合同研修会が開催されました。
今回の合同研修会は目黒支部が幹事となり、渋谷支部の大槻美菜先生が講師を担当し『ポストコロナを戦う企業に行政書士が今できる支援!』と題して研修を行いました。

コロナ禍が収束の方向に向かっているとはいえ、予断を許さない状況ではありますが、大田支部からの参加者16名を含め3支部合計で44名の参加がありました。
まさに今多くの先生が聞きたい研修テーマだと思います。
まず、目黒支部の野田支部長がご挨拶で「研修の企画段階ではまだまだ大変な状況の中、延期を挟みましたが研修の実現のため尽力していただいた多くの先生方、講師の大槻先生に感謝いたします。」と述べられ、研修会は始まりました。

講義の前半は「コロナ禍の中小企業の状況」と「知的資産経営」について解説されました。現在の中小企業の状況はリーマンショックや東日本大震災の時より厳しい状況にあるというお話がありました。
その中で知的資産といわれる企業の「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」を再確認して事業戦略の見直しを行うことが重要ということでした。具体的には企業と一緒に「知的資産の分析」→「戦略策定」→「実践」→「振り返り」→「見直し」を行い、知的資産を経営に生かすお手伝いをするということでした。

講義の後半は「企業における人材育成の必要性」について解説されました。
AI活用が進む時代で必要とされる能力は、コミュニケーション能力や対人関係能力が重要であり、この2つの能力を向上させるお手伝いとして、チームビルディング研修を行うということでした。
具体的にはできるだけ社員全員に参加してもらい、エゴグラムや価値観カードいう心理学を元にしたツールを使い、自己分析をして、自分を知り、自分を他者と共有するということでした。

全体の内容としては、知的資産経営支援とチームビルディング研修を通じて企業の成長・発展を支援していく講義でした。
レジュメもとても完成度が高く、終始丁寧な説明をしていただいたので、研修後にはテーマである『ポストコロナを戦う企業に行政書士が今できる支援!』ということが、業務としての可能性を具体的にイメージできるとても充実した研修会となりました。
そして研修後に品川支部の関支部長、次回の幹事支部である大田支部の南支部長よりそれぞれご挨拶があり、研修会は終了しました。

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