令和5年度 新入会員懇談会
令和5年9月4日(月)午後5時45分より、大田区消費者生活センター大集会室にて、毎年恒例の新入会員懇談会が開催されました。新役員体制となってから初の新入会員懇談会でもあり、1人でも多くの方に集まっていただきたいと思い、懇談会のプログラムを昨年までの内容から一部見直しました。当日は32名の方にご参加いただきました。なお、1年目の新入会員だけでなく、2年目・3年目の先生はもちろん、10年以上の大ベテランの先生のご参加もあり、ここ数年の中では一番多い参加者数となりました。
青木幹治 理事の進行のもと、最初に西坂洋平支部長が登壇され、大田支部概要の案内をお話しされたのち、ご自身の行政書士登録当時のお話、専門分野を絞るに至った理由や経緯等々、新入会員の方々にも分かりやすくお話ししてくださいました。
次に理事の紹介がされました。新入会員の方々に向け、理事一人一人が壇上に登って、支部会務の担当や専門分野などに触れつつ、それぞれがその方らしさを出した自己紹介をしました。
続いては、本懇談会の1つ目のメインである「主な行政書士業務に関するミニ講義」計四分野が行われました。以下講義概要です。
(1)建設業(講師:桂僚平理事)
ご自身が実際に行っている業務のご説明や具体的なエピソードなど、実務に沿ったお話をしていただきました。
(2)国際業務(講師:湯原玲奈元理事)
専門のお話のほか、勉強し続けることの大切さや他士業との関係づくりを大切にされていることをお話ししてくださいました。
(3)相続業務(講師:石井元浩副支部長)
相続業務に携わることになったキッカケが、ご自身の幼少期のお祖父様との関わりにあったとのお話がありました。
(4)後見業務(講師:中尾亮資理事)
後見等の申立てから初回・定期報告、後見事務の具体例、そして後見終了までの一連の流れについてお話がありました。
その後、もう1つのメインである「業際と他士業との関わり方」について、東郷祥太 理事から講義していただきました。弁護士、司法書士、社会保険労務士、税理士との間の業際問題となり得る業務内容をそれぞれについてお話しされました。ちなみに東郷先生ご自身が司法書士との兼業をなさっており、「むしろ業際については話しづらい面もある」と笑いながらおっしゃいつつも、各業法違反となる具体的な業務や行為を教えていただきました。
最後は、新入会員の方から事前にいただいていた質問の中で複数名から質問が出ていた「行政書士を副業で行う」ことについて、中尾亮資理事から、登録から現在まで辿ってきた業務内容、業務量、もう一つのお仕事とのバランスの状況などをお話がありました。
ほぼ予定通りの20時過ぎに新入会員懇談会は終了しました。そして参加者のほとんどの方々(計28名)がそのまま懇親会場に移動して、登録年数関係なく楽しく会話をして懇親を深めました。あらためて大田支部は明るくて仲の良い支部であることをみんなで再確認して懇親会も無事終了しました。