令和6年度 目黒・品川・大田三支部合同研修会
令和6年7月19日(金)午後7時00分より、大井町きゅりあん6階大会議室にて、毎年恒例の目黒・品川・大田三支部合同研修会が開催されました。
今回の三支部合同研修会は目黒支部が幹事となり、行政書士法人まつおよう子法務事務所の代表社員である松尾陽子先生(文京支部)が講師を務め、『信託の基本・相続と後見とのかかわり』と題して開催されました。
今年度も三支部だけでなく他支部からも多くの参加があり、合計80名(内、大田支部の参加者は29名)と大変な盛況となりました。最近は、信託に関心がある行政書士も多く、信託業務の専門家として普段から数多くの案件に携わっている松尾陽子先生のご講義への関心の高さがうかがえました。
講師の松尾陽子先生には講義の中で、「そもそも信託とは何なのか」を含め、初めて信託の話を聞く人でもわかる基本的なことを丁寧かつわかりやすく解説していただきました。また、行政書士としての業務内容や受任の方法についても詳しく触れていただきました。信託では「委託者」「受託者」「受益者」「受益者代理人」といった登場人物がいて、一見すると複雑かつ難解な内容にも思えます。ただ、松尾陽子先生からは、信託と後見との関係や信託と遺言・遺留分との関係、信託の一般的なスキーム、信託を必要としている人などについても丁寧かつわかりやすいご説明があったため、信託への理解を深めることができました。
こうした信託に精通している松尾陽子先生による大変有意義なお話はもちろん、研修会で使用したレジュメには図解や報酬基準表なども掲載されていて、今後の業務に活かすことができる情報をたくさん入手することができました。そのため、信託の業務が未経験であっても、今回の研修会を受講すればすぐにでも信託の業務を受任できると言っても過言ではないくらいの、大変貴重な機会だったのではないかと思います。
なお、昨年度まではコロナ禍で開催を控えていましたが、今年度は研修終了後に会場近くの中華料理店を貸し切って懇親会を開催することができました。久々に懇親会を開催することができたためか、合計47名(内、大田支部の参加者は17名)の先生方が懇親会に参加されました。懇親会では、業務に関する情報交換や名刺交換などが終始活発に行われ、大変有意義な交流の場となりました。