令和6年度 第3回大田支部研修会
令和7年3月28日(金)の18時00分より、大田区立消費者生活センターの大集会室にて、令和6年度第3回大田支部研修会が開催されました。タイトルは『化粧品ビジネス支援の第一歩!薬機法の基本と実務』で、行政書士の宮本絵理先生(港支部所属)が講師を務めました。参加者は、大田支部から29名、他支部から5名の合計34名と、年度末にも関わらず多くの方にご参加いただきました。全体の司会進行は、当支部の研修担当理事である東郷祥太先生が務めました。
講師の宮本先生は「化粧品専門の行政書士」であり、化粧品ビジネス参入時の許可取得から取得後の運営管理や商品発売時の美容広告チェックまで、化粧品ビジネスの新規参入をトータルサポートする専門家として日々ご活躍されています。一般的には「とっつきにくい」「難しそう」などと思われがちの化粧品関連の手続ですが、大田支部会員の中から一人でも多く化粧品業務に対応できるようにするべく、今回の研修会の講師として宮本先生に白羽の矢が立ちました。
本研修会では、講師の宮本先生から、実に60枚を超える講師力作のパワーポイントをもとに、化粧品ビジネスの基礎知識や化粧品製造販売業・製造業許可申請の実務、許可後の実務とサポートなど、化粧品業務に関する基本的なことから実践的な内容まで詳細にお話ししていただきました。また、資料には、化粧品業界の市場動向に関する統計資料や図解なども掲載されていて、大変理解しやすい構成となっていました。しかも、「お風呂に入れる入浴剤が薬機法上何に分類されるか?」というクイズも出題され、参加者が楽しくかつ飽きないでお話を聴くことができる工夫もされていました。これら以外にも、資料には化粧品業務上大変参考になる内容が数多く盛り込まれていて、今後化粧品業務に携わる際に大いに役立つ貴重な資料をご提供いただきました。
本研修会を通して、行政書士として知っておくべき化粧品業務の基礎知識を把握することができ、なおかつ化粧品業務に携わる際の基本的な業務の流れをイメージすることができたのではないかと思います。また、化粧品ビジネスの魅力も知ることができ、「とっつきにくい」「難しそう」といった思いを少しでも払拭することができたのではないかと思います。
化粧品業務は大変奥深く、一筋縄ではいかない複雑な案件も数多くありますが、何よりもまず、化粧品業務に関する確かな基礎知識の定着が必要不可欠です。そのような中、本研修会で化粧品業務の基本的かつ実践的な知識をきちんと学ぶことができただけではなく、化粧品ビジネスの魅力ややりがいなども把握することができたのは、参加者それぞれの取扱業務の幅を拡げたりスキルアップにつながったりする大変有意義なことだったのではないかと思います。
研修会終了後は、蒲田駅の近くの居酒屋で懇親会が開催されました。懇親会の参加者は24名で、講師の宮本先生に研修会の内容に関する質問をする参加者も多くいた中、参加者同士での情報交換なども終始大いに盛り上がりました。
