過年度の支部活動報告H26-28

平成28年度 東京都行政書士会大田支部定時総会

平成28年4月19日(火)午後5:00より、プラザ・アペア「リモナの間」において、東京都行政書士会大田支部平成28年度定時総会を開催しました。

平成28年度 第1回大田支部研修会 開催報告

平成28年度第1回大田支部研修会は、平成28年6月29日(水)午後2時30分より大田区消費者生活センター第5集会室にて『納税証明書オンライン請求の概要について』をテーマに、蒲田税務署のご協力の下で行われました。
講師をご担当いただいた蒲田税務署管理運営部門上席国税徴収官大島正貴様は、「e-Tax」の普及に従事されている国税オンライン・サービスのスペシャリストであり、納税システムに関する幅広い知識を有していらっしゃいました。

今回の研修は、(1)所得税確定申告書の作成から納税証明書請求までの流れについて、(2)納税証明書のオンライン請求手順について、(3)マイナンバー(社会保障・税番号制度)導入に伴う納税証明書請求時の留意事項について、の3点から構成されていました。

いずれも税務に関連するものであり、私たち行政書士が依頼される業務とは直接的には関わらないものですが、参加者の関心は高かったようで、会場となった大田区消費者生活センター第5集会室(通常の研修会場よりやや広め)は多くの会員で一杯になりました。

参加者には、事前にPCまたはスマートフォンを持参することでe-Taxの利用に必要な手続きがその場で実践できる旨の案内があり、実際に研修当日は、プロジェクターを用いて、大島様自らオンライン上での操作手順を大型スクリーン上に示しながら手続きの流れをご案内いただきました。

決算書作成についての説明では、単にオンライン操作の説明ということだけではなく、青色申告そのものについても丁寧にご説明いただきました。参加者の中には行政書士登録後、間もないため、まだ個人事業の決算申告に不慣れな方も何人かおられ、熱心にメモを取る様子が見られました。

納税証明書取得については、導入されたばかりのマイナンバー制度を踏まえつつ「窓口」「郵送」「電子ファイル」といった受け取り方法ごとに、取り扱いの違いが示され、特に代理人が取得する場合の取り扱いについては、かなり踏み込んだところまで、ご説明がありました。

講義終了後の質疑応答においては、利用者側の対応機種など含めて細かい質問もありましたが、全て丁寧にご回答いただきました。参加者全員、オンライン納税、納税証明書取得の基礎知識を身に着け、事業者としての業務の効率化、また、顧客へのアドバイスに役立てることができるのではないかと思います。

平成28年度 四支部合同研修会 開催報告

平成28年8月5日(金)午後6時15分より、大井町のきゅりあんイベントホールにおいて、恒例の大田・品川・目黒・港の四支部合同研修会が開催されました。四支部と他支部を合わせて、107名の方が出席され、本年度の幹事は、大田支部が務めました。

今回は、大田区保健所生活衛生課(民泊の申請窓口)、環境衛生担当係長の伊藤弘之様を講師にお迎えし、「国家戦略特別区域外国人滞在施設事業(特区民泊)」についてのお話をして頂きました。
実際に特区民泊の認定申請の審査をなさっている、大田区のご担当係長様の直接のお話とあって、認定されるためにはどのような点に注意する必要があるのかなど、大変、具体的なお話を伺う事ができました。
近隣住民への周知の方法、緊急事態が発生した場合の外国語を用いての24時間対応の必要性、消防法令に適合しているかの確認など、特区民泊を申請するために満たさなくてはならない審査・指導基準がどのようなものであるか、また、民泊を行う物件が賃貸物件である場合の注意点や、集合住宅の場合の物理的な要件の難しさなども理解しやすく説明して頂きました。
特区民泊の申請の事務手続きについても大田区への事前相談に加えて、所轄の消防署への事前相談が必須であることなど、手続きの手順についても詳細な話をお聞きする事が出来て、行政書士にとっては実務と直結する内容で、大変興味深いものでした。

今回の研修内容の「特区民泊」は、大田区が日本で初めて、特区民泊に関する条例を制定した区であることもあり、注目度も高く、大変多くの参加者がありました。
残念ながら、来年からは港支部が独立して、四支部合同での研修会は今回が最後という発表が有りましたが、研修後の懇親会には、68名の方が参加され、楽しく有意義に親交を深める事が出来ました。

平成28年度 大田支部新入会員懇談会 開催報告

平成28年度大田支部新入会員懇談会が9月1日(木)午後5時40分より、大田区消費者生活センター第6集会室において新入会員17名を含む31名が参加し下記内容で開催された。

Ⅰ:川邉支部長:挨拶と行政書士としての心構えについて
  報酬の決め方の注意、法改正はビジネスチャンスの時である、先輩との横のつながりを持とう。

Ⅱ:
(1)湯原先生:入管申請業務について
  他士業とのつながりが大切、入管法をよく学習し、入管に相談することも大切である。
(2)坂本先生:風俗許可
  この分野は特にクライアントの見極めが大切である。他士業、不動産業者からの紹介が多い。風俗法の改正があったこと。質問があったら気軽に相談に来てほしい
(3)堀江先生:建設業許可
  都道府県の手引書、国交省の手引書の重要性の説明。更新時の注意、毎年の決算書の提出。決算書を読めるようにしなければならない。  
(4)大松先生:成年後見
  法定後見、任意後見について。報酬について。
  行政書士は申し立の、添付書の作成ができるが申し立てはできない。
(5)佐藤先生:相続
  相続人の確定が重要である。職務上請求書に関して。行政書士が出来ることは遺産分割協議書の作成である。
  この分野は特に他士業との連携が重要である。
(6)西坂先生:支部とのかかわり方、支部活動案内
  支部の催しに積極的に参加し、先輩の先生とのパイプ作りに心がけよう。

その後、3名との質疑応答があり、川邉支部長の終わりの挨拶の後、新入会員懇談会は午後7時30分に終了した。
また、終了後、懇親会が行われ26名が参加し、盛況に終了した。

第11回東京都行政書士会ソフトボール大会 参加報告

平成28年9月19日(月・敬老の日)、明治神宮外苑軟式球場にて、今年もあいにくの雨の中、第11回ソフトボール大会が開催されました。
全24チーム、応援者を合わせて約500名の参加者が集まりました。
今年は開催時期をずらしたため、全6球場の内の4球場が使用でき、再び1日のみのトーナメント戦で行われることになりました。

開会式では、前回優勝の渋谷タイガースの選手宣誓と、毎年恒例の常住豊会長と中西豊名誉会長による始球式が行われました。

今年の大田WINGSはスターティングメンバーが9名しか集まらず、1名足りなかったため、急遽応援者の田村日出子会員にメンバーに入っていただきました。
これにより大会特別ルールの女性アドバンテージで、毎試合2点が追加されることになりました。

1回戦の相手は優勝経験のある品川ブラックヘッズです。
メンバーが全員おそろいのユニホームでとても強そうに見えますし、実力も相当なものです。

監督同士のじゃんけんの結果、後攻になりました。
1回表に2点を取られましたが、その裏の攻撃で打線がつながり5点を取り返しました。
2回表に1点を取られましたが、2回裏はこちらの打線が爆発し、5点を追加しました。
3回表はエース山川文明会員が三振を奪う好投で0点に抑えました。
大会規定の試合時間30分が経過したため、裏の攻撃をすることなく、10対3で勝利しました。
勝利の記念にスコアボードを背にしてメンバー全員で記念撮影をしました。

2回戦はシードの江東パイレーツとの対戦です。
今まで何回も一緒に練習しているので、強敵だということはわかっていました。こちらも点数を入れましたが、相手のクリーンナップを中心とする強力打線に打たれて、健闘むなしく6対7で惜敗しました。

今年は2回戦で負けてしまいましたが、来年は今回参加できなかったゴールデンルーキー数名を入れてベストメンバーを組み、優勝できるチームにしたいと思います。

大田WINGSでは、ソフトボール部員を随時募集しています。
ソフトボールを通じて会員同士の親睦を深めることができますので、興味のある方はぜひ参加してください。
特に女性のプレーヤーは大歓迎です。よろしくお願いします。

懇親企画 キリンビール横浜工場見学 実施報告

平成28年11月3日(木祝)に、大田支部の懇親企画として、横浜市鶴見区生麦にある「キリンビール横浜工場」の見学ツアーに参加しました。
当日は18名の大田支部の会員が工場見学ツアーに参加しました。

ガイドの方の丁寧かつはっきりとした案内のもと、最新の映像を観たり、実際の工場の設備を俯瞰したりしながら、「キリン一番搾り」ができるまでを体感することができました。
やはり実際にビールを製造している工場の現場に行き、中で体感してみることで、キリンビールの「こだわりの製法」と「うまさの秘密」を知ることができ、キリンビールの魅力を存分に味わうことができました。

工場内を一通り見学した後は、お待ちかねの「試飲」の時間です。この試飲の時間は、時間制限はあるものの、3杯まで無料で試飲することができます。大田支部の面々は、「待ってました!」と言わんばかり全員がビールを選択し、「キリン一番搾り」などのビールを思う存分堪能していました。後ほど行われる懇親会のことはすっかり忘れて、のどごし抜群のビールを約30分間味わうことができました。

工場見学終了後は、工場の敷地内に併設されている「スプリングバレーブルワリー」というレストランに移動し、16名の大田支部の会員の参加のもと、懇親会を開催しました。懇親会でも、美味しい料理とともに様々な種類のビールを存分に堪能することができました。美味しいビールを存分に堪能できたせいか、会員同士の会話も普段以上に大いに弾み、さらなる横のつながりが構築できたのではないかと思います。

平成29年新年賀詞交歓会 開催報告

平成29年1月18日(水)午後6時30分より、西蒲田のプラザ・アペア「ヴェレナ」の間におきまして、「大田支部新年賀詞交歓会」が開催されました。
なお、当日は、松原忠義大田区長は他の公務との関係により代理の方の出席となりました。

湯原玲奈先生及び和久田貴之先生の司会で始まりました会は、川邉支部長からの挨拶の後、松原忠義区長の代理で出席されました須藤常好様、衆議院議員石原宏高様、大田区議会議長大森昭彦様、東京会の常住豊会長の代理で出席されました柴野和夫副会長からご挨拶を頂き、戸嶋保治先生の音頭により乾杯をした後、しばし酒肴を楽しみながら歓談に移りました。
その後、戸嶋保治先生が長寿者(米寿)として披露され、ご来賓としてお越し頂きました大田区に関連する国会議員、都議会議員及び区議会議員の先生方からご挨拶を頂きました。
最後に、出席している今年度の大田支部新入会員を紹介し、各々からの挨拶の後、堀江寛寿先生による中締めと司会者和久田貴之先生による閉会の辞をもって、有意義でありました新年賀詞交歓会も散会となりました。

なお、新年賀詞交歓会の出席者の内訳は、大田支部会員34名、ご来賓は松原忠義区長代理の須藤常好様、東京会常住豊会長代理柴野和夫副会長、日本政策金融公庫大森支店杉村孝一様、民進党森愛様に加え、議員の先生方29名の合計67名でした。

  ご来賓の議員の方々(敬称略・順不同)
   衆議院議員:平 将明・石原宏高・松原 仁
   都議会議員:鈴木晶雅・神林 茂・鈴木章浩・藤井 一・遠藤 守
   区議会議員:田中一吉・松原秀典・高瀬三徳・大森昭彦・松原茂登樹
         深川幹祐・渡司 幸・松本洋之・岡元由美・勝亦 聡
         広川恵美子・玉川英俊・田村英樹・大橋武司・小峰由枝
         椿 慎一・田島和雄・末安広明・山崎勝広・岡 高志
         松原 元

大田支部・品川支部暴力団等排除対策委員会合同研修会 開催報告

平成29年2月16日(木)品川区立総合区民会館『きゅりあん』5階「第2講習室」にて、大田支部・品川支部暴力団等排除対策委員会合同研修会が開催されました。
大田区管内の4警察署(蒲田、大森、池上、田園調布)より9名、品川区管内の4警察署(品川、大井、荏原、大崎)より8名のご参加をいただき、東京都行政書士会 常住豊会長、東京都行政書士会暴力団等排除対策委員会 梶原義弘副委員長、大田・品川両支部会員39名を含め、計58名の研修会となりました。

まず、大田支部川邉佳夫支部長の挨拶に続き、常住会長より暴力団等排除対策研修会の必要性など、梶原副委員長からは各会員への本会暴排講習への参加呼びかけをお願いしたいとのお話がありました。
荏原警察署から刑事組織犯罪対策課課長代理富田宏様と同じく暴力団対策係係長吉田浩一様、田園調布警察署からは刑事組織犯罪対策課課長代理平尾治彦様より、それぞれ最近の暴力団の情勢、暴力団排除等の状況について、お話しいただきました。
また、昨今、摘発が増加傾向にある外国人の偽装結婚問題や暴力団等に介入された場合の具体的な対処方法など、大変ためになるお話もいただきました。
その後、警視庁が企画制作した暴力団等排除啓発DVDを鑑賞し、契約等に際し「表明確約書」「暴排条項」の重要性を再認識しました。
最後に、武田敬子代表委員による暴力団排除宣言を行い、品川支部金子琢哉支部長の謝辞により閉会しました。

研修終了後の懇親会場には、多数の方にご参加いただきました。
立食形式だったため、来賓の皆様や会員同士の意見交流などスムーズに行え、大変充実した研修会となりました。

平成28年度 大田支部第3回研修会 開催報告

平成28年度事業の最後を飾る第3回大田支部研修会は、講師3名による3つのテーマという、やや変則的な形式で取り行われました。当日は、事故による電車の遅れなどもあり、開会時間を少々遅らせる事態となりましたが、他支部からの参加者を含め32名の方にご参加いただきました。

第1部の講師をご担当いただいた生島清身先生は、大田支部に所属する行政書士でありながら、上方落語協会主宰の落語教室に通い社会人落語家でもあるという異色の経歴の持ち主です。その経歴を生かし、今回は、相続をテーマにした創作落語をご披露いただきました。ごく普通の一家に起こった、ありふれた遺産分割の話かと思いきや、主人公が現世と天国とを行き来するという独創的なもので、随所に可笑みがありながら、最後は家族への感謝の言葉が印象的な、味わい深い内容でした。落語を聞きながら、自然に相続や遺言書作成の基礎知識が理解できるという、よく練られた内容に参加者も感心していました。

第2部は、同じく大田支部の行政書士である佐藤祐一先生による相続業務に関する講義が行われました。佐藤先生は司法書士の資格もお持ちで、両方の資格を生かして多くの相続案件を受任される実務派の先生です。今回の研修では、行政書士の視点で、相続手続きを基礎から丁寧に解説いただき、配布されたレジュメと資料を読み進めれば行政書士としての相続業務の概要が、一通り理解できるようになっていました。基礎から、とは言いながら、戸籍制度の変遷に伴う注意点や、各種証明書類が取得できない場合の取り扱いといった、実際の経験がないと話せない内容が満載で、中級レベル以上の方にも十分ためになる講義でした。「やらないと分からないので実務にどんどんチャレンジして欲しい」という最後のお言葉は、特に登録間もない会員には心強かったのではないでしょうか。

第3部は、日本政策金融公庫大森支店・国民生活事業融資第二課長の杉村孝一様による講義でした。杉村様は、当支部の平成27年度研修会においても講師をお務めいただいた経緯があり、今回も時間の限られた中、行政書士業務に関連付けた融資業務について丁寧にお話しいただきました。前回同様、まず公庫の組織について解説いただきましたが、単なる前置きでなく、政策金融という特殊な業務を理解するうえでとても有益なお話でした。その後、パンフレットを用いながら、ソーシャルビジネスに関する融資制度の解説が行われました。ソーシャルビジネスは、日本ではまだ未成熟ですが、今後大きく発展の見込まれる分野の1つです。その発展のカギの一つが資金繰り、金融機関との付き合い方であり、普段から福祉系の許認可や地域活動に接することの多い我々行政書士にとって顧客サービス向上の大きな手掛かりとなり得る講義でした。

各講師とも、それぞれに特長があり、なおかつ限られた時間の中でも非常に充実した講義内容でした。本年度の最後を締めくくるのに相応しい研修会ではなかったかと思われます。

TOP